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【こんなものを○った】【受けた】プロジェクトマネージャ試験(情報処理技術者試験)

カテゴリー: , | 2009年04月19日 23:59

ちゅうことでプロジェクトマネージャ試験(情報処理技術者試験)を受けてきました。

情処は今回(平成21年度春期試験)から試験制度が大幅に変わってて、午前試験が2つに分かれたんだけど、ワシは昨年秋の試験でソフトウェア開発技術者に合格してるので午前Ⅰは免除でした。

ということで午前Ⅱから受験。25問の四択で、60点以上で合格。計算問題で1問だけワシの出した答えが選択肢になくて悩んだけど、あとはまあ、楽勝なんじゃないでしょうか。

次は午後Ⅰ。記述式試験の4問中2問選択で、同じく60点以上で合格。午後試験は毎回問題の選択に悩む。ワシ優柔不断なもので(笑)。選択制を無くして、その代わり難易度を少し下げてくれればいいのになと思いつつ、設問だけを見て何となく解答の方向性が読めた(気がする)問1(プロジェクトのリスク管理)と問4(ソフトウエア開発の品質管理)を選択する。とりあえず回答欄は全部埋めたので、大きく外してなければこれもいけたんじゃないかな?

そして、問題の午後Ⅱ。論述式、つまり論文で、3問中1問選択。評価ランクA, B, C, DのうちAで合格。これが最大の難関なんだよねぇ。ぶっちゃけ、準備の時間があまり取れなかったので、頻出テーマである「品質マネジメント」「人的資源マネジメント」「タイムマネジメント」に絞って対策を練ってたんですわ。
で、出た問題が、問1(システム開発プロジェクトにおける動機付けについて)、問2(設計工程における品質目標達成のための施策と活動について)、問3(業務パッケージを採用した情報システム開発プロジェクトについて)、だったわけです。
問2は品質だよね。でも品質の場合、定量的指標とか品質向上手法とか、あれこれ書かなきゃいけないことが多くて、まとめるのきついんだよね~。
問1は…コミュニケーションか?しかし、動機付けって、日頃やってるけど、2時間で論文にまとめるのって、かなりきつい気がする…。
問3は…、なんじゃこりゃ?スコープマネジメントのような、ステークホルダとのコミュニケーションのような…。いままでにはあまりなかった傾向っぽい気がするなぁ。
対策の流れからすると問2なんだけど、なんだかまとめられる気がしない…。
ということで、今の業務のシーンと結構類似してて、ストーリーが浮かびやすい=話をまとめやすい問3を選択してみました。イッツギャンブルぅ!
結果的には、終了3分前でなんとか最低文字数もクリアし、一応のストーリーにまとめ終えることができました。まあ、B評価くらいはあるんじゃないかな。A評価=合格となっているかどうかは、何ともいえないけどね。

ちなみに今IPA(情報処理推進機構=試験の胴元)のサイトを確認したら、もう午前問題の解答例がでてた。仕事早いな。で、確認したところ、午前Ⅱは25問中23問正解=92点。午前通過だ!
でもやっぱり例の計算問題は違ってた。でもでも、これ、今見直してみても、問題の方が間違ってる気がするんだけどなぁ。誰か解説プリーズ。

以下問題を引用。(出典:平成21年度春期プロジェクトマネージャ午前Ⅱ問題 問4)


問4 工数が500人日と見積もられた開発プロジェクトを4人で開始したが、開発に遅れが出てきた。あと25日を残すところで、まだ160人日の工数が必要と見込まれるので、プログラマを増やすことにした。次のような条件がある場合、予定通り、あと25日で開発プロジェクトを完了するには、少なくとも何人のプログラマを増やせばよいか。

〔条件〕
(1) 増員するプログラマは最初の10日間はプロジェクトの学習をそれぞれ行うものとする。
(2) プログラマを増員することによる作業の再分割やその後のコミュニケーションのオーバーヘッドなどは無視できる。
(3) 増員するプログラマの生産性は、当初からのプログラマの生産性と変わらないものとする。


(引用ココまで)

で、ワシの解答導出の流れ。


  1. 500人日を4人でやるわけなので、プロジェクト期間は500人日/4人=125日を予定している。

  2. 残り25日の時点=100日経過時点で、残り160人日必要と見込まれたわけなので、これまでの実績は500人日-160人日=340人日であり、1人1日あたりの生産性は340人日/400人日=0.85。

  3. 増員は10日後なので、それまでは従来のペースで作業が進むはず。0.85×4人×10日=34人日分。残り作業は160人日-34人日=126人日分。

  4. 126人日分の作業を15日でやるわけだから、1日あたり126人日/15日=8.4人の作業者(生産性は1.0)が必要。

  5. 実際の作業者の生産性は0.85だから、8.4/0.85=9.88人必要。今4人いるので、のこりは5.88人≒6人追加が必要。


なんですけど、問題にあった選択肢は「ア 3、イ 4、ウ 7、エ 8」だったわけで、IPA発表の解答例ではイの4人増員でした。むー、なぜ?
これって、解答例の根拠は、最後の計算のところで、「8.4×0.85=7.14人必要、今4人いるので、のこりは3.14人≒4人追加が必要」ってしちゃってるんじゃないかと思うんだけど、それって間違いじゃないですか?



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4月に受験してたプロジェクトマネージャ(情報処理技術者試験)合格してました。よっ... [詳しくはこちら]

コメント (6)

通りすがり:

100日経過時点までの生産性実績を考慮した上での残工数見積もりが
160人日とするならば、

((160日-(4人×10日))/15日)-4人 = 4人

160人日の見積もり根拠が明確ではない問題文がどうかと思いますけどね。

MOLU:

私も受けました。
でも論文がダメ・・・でした。
文字数が変更されると予定していた
物語が展開できなくなってしまい・・・

問4ですが、
追加要員研修中の10日は4人で
作業するので  10×4=40人日

残りの工数は、
160人日 - 40人日 = 120人日

これを15日で実施するので
120人日 / 15日 = 8人

となりました。

K:

納期まで、あと25日残っているいるが10日は教育のため使い物にならない(上から目線?)ということから25-10=実質15日でしか手が打ない!と考えているのではないですかねぇ~。

もともとの4人で25日あるので100人日は今のメンバで対応可能。問題は「はみだした」残りの60人日。

60人日分残っているので15(日)で割ると追加で4人必要・・・これじゃないかと(推測ですが)

rona:

K(管理人)さん、MOLUさん、通りすがりさん、コメントありがとうございます。

※2009年04月20日 20:55のコメントをいただいた方は、お名前欄に「管理人」と記入していただいてましたが、ココの管理人(=私)と混同されかねないので、仮にKさんとさせていただいています。
あと、公開が遅くなりましてすみません。ココ、コメント承認制なもので…

さて、お三方とも、残り25日時点での160人日という見積もりは、その時点での生産性を考慮に入れた見積もりである、つまり、今のメンバーの生産性を元にあらためて1人日(分の作業量)を算出し、それを元に見積もったところ160人日必要と見積もられた、という判断なんですね。

私は、それはないだろう、と判断しました。その方式では、最初の500人日とは算出根拠が異なる(基準となる1人日の作業量が異なる)わけですから、わざわざ500人日と明示する必然性がないためです。

が、やっぱしその方式なんですかねぇ。
数日後に訂正報が出たりしないかと思ってたりもするんですが。

S谷:

私も、午後2はたぶんダメです・・。

この問題、私もKさんと同じ計算をしていました。
そっか・・言われれば、たしかに、rona氏のほうが正しい気がしてきました。
>>開発に遅れが出てきた
の表現が曖昧すぎますね。原因を分析するのがプロマネではないかと。

おかかパソコン教室:

おせわになります。
私はRONAさんと全く同じ理屈で計算していました。
特にこの問題ではイとウの間が数のひらきがあって、きっと計算(式)上のケアレスミスで値がちがっているのかと思い、何度も再計算しました。
(500人日-160人日)/4
がこの人たちの個人の(普遍な)生産性と考えた時点でもう答えが出なくなってしまうんでうよね。。。。

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