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【こんなものを○った】【見た】本戦走行たった6台のF1アメリカGP

カテゴリー: , | 2005年06月20日 03:50

うわーなんじゃこりゃ、という感じのアメリカGP。本戦のフォーメーションラップを終えたマシンが続々とピットインし、スタート時はたったの6台に…

事の経緯は以下の通り。アメリカGPのコースは、あの有名なインディ500が行われるインディアナポリスなわけ。インディカーレースってのは日本のツインリンクもてぎでもやってるけど、オーバルコースでやるものなわけです。オーバルコースってのは簡単に言うと学校の運動場や陸上競技場のように楕円(正確には直線と半円の組み合わせ)のことです。で、F1でインディアナポリスを使うときには、オーバル部分を一部残してコースが組まれてる、と。
ここで、問題が発生。今年のF1にタイヤを供給している2社のうちミシュランが、「タイヤの構造的な問題でオーバル部分を10周以上するとエラい事になる可能性がある」ということが発覚してしまったらしい。(ちなみにもう一社のブリヂストンは全く問題なかったらしい)
で、ミシュランはフランスからタイヤを空輸して交換しようとしたんだけど、今年のF1のレギュレーション上ダメって事になった。(今年のレギュレーションは、予選と本戦で同じタイヤを使うことになってる。)じゃあ、オーバル部分に速度抑制のためのシケインを作ってくれって話になったけど、それでもダメ、と。ちゅーことで、最終的にはミシュランと各チームが「そんな危険な状態では本戦を走らせるわけにはいかない」と判断したらしく、ミシュラン勢はみんなフォーメーションラップを終えた時点でピットイン、そのままリタイヤ。コース上に残されたのはブリヂストンタイヤを履く3チーム6台だけ、ということに。

でもこれひどいよなぁ。客は怒ってものをコースに投げるわ、コース上はさみしいわで。
今年のレギュレーションって、全体的な速度抑制のためなんだけど、それにしてもタイヤの交換を極端に認めないってのはどうかと思うよ。タイヤの破損は事故に直結してて、すなわちそれは命の危険にもつながっているわけで。
先日も、レース中にできたフラットスポットの影響でタイヤが異常振動して、その結果サスペンションアームをぶっ壊してもげたって事もあったし。あのときはタイヤとモノコックをつないでいるケプラーケーブルが有効に働いたので事なきを得たけど、アレまですっ飛んでたら観客を巻き込む大惨事になってた可能性もあるわけで。

FIAは、もうすこし建設的な方向でレギュレーションを考えて欲しいよね。今回も、フランスから持ってきたタイヤの使用を認めるとかさ。
なんせ、マシンが速すぎるから抑制したいっていう事の、元々の目的を考えたら、それはマシンが速すぎて危険だから、って事に他ならないわけで。
なのにタイヤを交換させないことで危険を増やしちゃったら元も子もないわけで。

それでもマシンが速すぎるんだったらいよいよ排気量制限とか考えた方がいいんじゃ無かろうか。以前にも1500ccターボありから3000ccターボ無し(自然吸気)への変更をしたこともあるので、無理な話じゃないと思うんだけど。



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